竹下本店は、日本酒発祥の地とも言われる神話の国、出雲地方にて日本酒を醸造いたしております。
酒造りに欠かせないのが、きれいな水です。当蔵では、奥出雲の船通山を源流とする斐伊川の伏流水を使用しています。中国山地の山々に降り注いだ雨が地面に浸透し、ミネラル分を適度に含んだ清らかな水は、まさに自然の恩恵を受けた宝物です。
奥出雲の山より
酒造りに欠かせないのが、きれいな水です。当蔵では、奥出雲の船通山を源流とする斐伊川の伏流水を使用しています。中国山地の山々に降り注いだ雨が地面に浸透し、ミネラル分を適度に含んだ清らかな水は、まさに自然の恩恵を受けた宝物です。
酒造りに適したまちの気候
地酒の味には、その土地の気候が深く関係しています。「竹下本店」がある雲南市掛合町は山あいに位置し、冬になると島根県内でも降雪量が比較的多い地域です。この地域だからこそ、11月〜2月頃の最も厳しい寒さの中行われる「寒造り」が、良質な酒を育んでくれます。
- 雲南市掛合町
- 雲南市掛合町は中国山地の北側に位置し、人口2,000人の小さな町です。町のほとんどの面積を林野が占めており、豊かな緑ときれいな水、そして澄んだ空気など、今も美しい自然を有しています。「日本の滝百選」に選ばれた龍頭ケ滝と八重滝、断崖絶壁の「八重山神社」などの名所が存在し、町の中心部には、かつて出雲街道の宿場町として栄えた街並みが残り、古き良き日本を感じることができます。
雄大な中国山地の麓、奥出雲の清流に育まれた伏流水を使用して、出雲杜氏・蔵人らが昔ながらの手法で丹精込めて丁寧に仕込んだ日本酒は、まろやかで極上な味わいを醸しています。きれいな水と澄んだ空気、山々に囲まれた豊かな自然と土地の恵みへの感謝を忘れず、皆さまに愛される日本酒を目指して、日々酒造りに向き合っています。
杜氏 竹下正彦
早稲田大学卒業後、アメリカ留学を経て現地の大手日系企業に入社。帰国後も、グローバル企業で世界を相手に、様々な経験を積み、視野を広げてきました。2015年、東京で日本酒好きの友人たちと集まり「日本酒応援団(株)」を設立。地域の発展に貢献しながら、世界中へ向け日本酒の文化を発信する活動も行なっています。伝統の味を継承しつつも、新しいことに挑戦する大切さを胸に、酒造りと真摯に向き合っています。
次の100年に向けて
現在の蔵元当主は竹下登の弟の竹下三郎。総理大臣特需も終わり、また日本酒業界全体としても厳しい情勢の中、伝統の継承だけにとどまらず革新を目指し、皆様にいかに美味しいお酒を届けるか、と日々格闘中です。日本酒の可能性をもう一度見つめ直し、愚直に、丁寧に皆様とともに次なる100年に向け歩んでいます。
- 当蔵の歴史
- 竹下本店は、日本酒発祥の地とも言われる神話の国、出雲地方にて日本酒を醸造いたしております。元々庄屋であった竹下家は、江戸後期 慶応2年(1866年)、当時の松平藩(松江)の命を受け6代竹下理八が、日本酒の醸造業を始めました。

- 山あり谷ありではありましたが、平穏無事に酒造りを続けていました。そんな中大きな変化が訪れたのが、1958年。当時12代当主であった竹下登が衆議院議員に立候補し、見事当選を果たしました。その後1987年には、第74代内閣総理大臣に就任。「おらが町から総理大臣が!」と地元は大騒ぎ。今だかつてない活況を見せました。

- 現在の蔵元当主は竹下登の弟の竹下三郎。総理大臣特需も終わり、また日本酒業界全体としても厳しい情勢の中、伝統の継承だけにとどまらず革新を目指し、皆様にいかに美味しいお酒を届けるか、と日々格闘中です。日本酒の可能性をもう一度見つめ直し、愚直に、丁寧に皆様とともに次なる100年に向け歩んでいます。
- 慶応2年(1866年)6代当主「理八」が日本屈指の大地主田部家より醸造権「酒座」を譲受け、酒造業創業
- 明治30年(1897年)8代当主「儀造」が酒蔵群を建造し、事業を拡大
- 明治30年(1897年)銘柄「日の出」を発売開始
- 大正14年(1925年)多くの人に楽しんでもらいたいとの思いから、銘柄「出雲大衆」を発売開始
- 昭和30年(1955年)竹下酒造有限会社に法人登記
- 昭和51年(1976年)現当主「三郎」が社長就任
- 昭和51年(1976年)出雲地方への思いから、銘柄「出雲誉」を発売開始
- 昭和54年(1979年)株式会社竹下本店に組織変更
- 平成3年(1991年) 早稲田大学とのご縁から、銘柄「都の西北」を発売開始
- 平成23年(2011年)須佐神社とのコラボにて、銘柄「出雲・須佐 縁の風」を発売開始
- 平成28年(2016年)日本酒応援団株式会社とともに、新たな時代に向けて、銘柄「KAKEYA」を発売開始
当時12代当主であった竹下登が衆議院議員に立候補し、見事当選を果たしました。その後1987年には、第74代内閣総理大臣に就任。「おらが町から総理大臣が!」と地元は大騒ぎ。今だかつてない活況を見せました。
第74代総理大臣 竹下 登
1924年2月26日、竹下家の長男として生まれる。旧制島根県立松江中学校(現島根県立松江北高等学校)、早稲田大学商学部を卒業後、掛合中学教員となり、1951年島根県議会議員に初当選。1958年旧島根全県区から衆議院議員に当選し、その後、内閣官房長官、建設大臣、大蔵大臣などを経て、1986年自民党幹事長となる。1987年、第74代内閣総理大臣に就任。2000年6月19日永眠、享年76歳。
- 竹下登記念館
- 竹下家12代当主で第74代内閣総理大臣であった竹下登を偲び、生前交流をいただいていた関係者様のご好意、浄財によって、7回忌に当たる平成18年(2006年)5月、生家に隣接するこの地に建てられました。総理大臣任命証書や愛用品など、約60点を展示しています。
開館時間 |
午前10時〜午後4時 |
休館日 |
月曜日(祝祭日は除く) |
入場料 |
無料 |
〒690-2701 島根県雲南市掛合町掛合955-1
- かけや酒蔵資料館
- 日本の伝統文化の一つである日本酒醸造を、酒蔵の建造物としての趣きを保存しつつ伝承・紹介する施設。合わせて地域及び近隣の人々が集い・ふれあい、ふるさとの心と文化を培う空間作りの拠点を目指す。
開館時間 |
午前10時〜午後4時 |
休館日 |
月曜日(祝祭日は除く) |
入場料 |
無料 |